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宝石店はどうやって宝石を仕入れている?ジュエリー価格の裏側をプロが解説

  • 3月21日
  • 読了時間: 6分

こんにちは、アトリエジェムカフェの佐藤です。

今日は宝石や天然石の仕入れについて、お伝えしていきます。


「宝石って、どこからどうやって仕入れているの?」

「同じように見えるけど、なんで価格が違うの?」

というご質問を頂くことがございます。


以前とは違い、今は宝石店だけでなく、

インターネットやイベントなど様々な場所で宝石や天然石を購入できます。

プロのバイヤーや宝石店はどこから宝石を買うのか、

あるいはどうやって宝石の値段をつけているのか、

気になる方も多いのではないのでしょうか。


ジュエリーは普段から頻繁に買うものではないからこそ、価格の違いや品質の違いについて、

  • 何が違うのか分からない

  • なぜ同じように見えるのに値段が違うのか不思議

  • お店によって価格差がある理由が知りたい

と感じる方は少なくありません。


実際、ジュエリーの価格は宝石そのものの品質だけではなく、

どのような仕入れルートをたどって店頭に並ぶかによっても変わってきます。


今回は、宝石店がどのように宝石を仕入れているのか、

そしてその仕組みがジュエリー価格にどう影響するのかを、

宝石店の視点から分かりやすくご紹介します。


宝石は、採取から店頭に並ぶまで、長い工程があります。
宝石は、採取から店頭に並ぶまで、長い工程があります。

宝石は「採れた場所」からどのように店頭に並ぶのか


まず前提として、宝石は採掘されたあと、すぐに宝石店に並ぶわけではありません。

一般的には、次のような流れで流通します。

  • 採掘

  • 研磨・選別

  • 現地ディーラー

  • 卸業者

  • 仲介業者

  • 小売店


もちろん、すべての宝石が必ずこの流れを通るわけではありませんが、

多くの場合は、いくつかの業者を経由して店頭に届きます。


この流通の途中に入る人や会社が増えるほど、それぞれのコストが積み重なり、

最終的な販売価格にも影響していきます。


つまり、同じような大きさや見た目の宝石でも、

どのルートで仕入れたかによって価格に差が出ることがあるのです。


宝石の価格は品質だけで決まるわけではない


お客様とお話ししていると、

「高いジュエリーの方が品質が良いのでは?」

と考えている方が多いように感じます。


もちろん、高品質な宝石は価格も高くなる傾向があります。

ただ実際には、ジュエリーの価格には

  • 宝石の品質

  • 金属の価格

  • 加工や製作のコスト

  • ブランド価値

  • 店舗運営費

  • 流通コスト

など、さまざまな要素が含まれています。


そのため、価格の高さ=品質の高さと単純には言えないこともあります。


👉 ジュエリー価格の考え方については、

でも詳しくご紹介しています。


卸業者や仲介業者を通すと何が変わるのか


宝石業界では、卸業者や仲介業者を通して仕入れること自体は珍しいことではありません。

むしろ一般的な仕組みです。


ただし、その分

  • 卸や仲介業者への手数料

  • 輸送や管理にかかる費用

などが加わるため、最終的な小売価格は高くなりやすくなります。


これは悪いことではなく、安定した流通や選別の精度、仕入れのしやすさなど、

多くのメリットもある仕組みです。


ただ、お客様から見たときには、「同じように見えるのに価格が違う理由」のひとつとして、

こうした流通構造があることを知っておくと分かりやすいと思います。


現地から直接仕入れる店舗もあります


一方で、店舗によっては

  • 現地から直接宝石を仕入れる

  • 海外のディーラーと直接取引する

  • 卸を通さずに選別する

といった方法をとっている場合もあります。


この場合、中間コストを抑えられるため、同じ品質でも価格を抑えられる可能性があります。


また、直接仕入れをしている店舗では、宝石そのものを自分の目で選び、

品質や個性を見極めながら仕入れられることも強みです。


宝石は、鑑定書や数値だけでは分からない「見たときの印象」や「輝きの雰囲気」も大切です。

そのため、直接仕入れができる環境は、価格面だけでなく、

宝石選びの自由度という意味でもメリットがあります。


ジュエリーの製作販売方法も、お店によってさまざまな形があります。
ジュエリーの製作販売方法も、お店によってさまざまな形があります。

ジュエリーの製作方法でも価格は変わります


宝石だけでなく、ジュエリーそのものの価格にも製作体制の違いが関わってきます。

例えば店舗によって

  • 自社でデザインしている

  • 自社で製作している

  • デザインのみ自社で、製作は外注している

  • 既製品を仕入れて販売している

など、様々な形があります。


デザインや製作を外部に依頼する場合、その分のコストが加わることがあります。

逆に、自社で対応できる部分が多いほど、余計なコストを抑えられるケースもあります。

このため、「オーダーメイドだから高い」とは一概には言えません。


むしろ、ブランド料や中間流通が少ない分、

デザインによっては既製品より価格を抑えられる場合もあります。


👉 オーダーメイドや相談の流れが気になる方は、


仕入れの違いは「見えない価値」にもつながる


宝石の仕入れルートの違いは、単に価格差だけの話ではありません。

例えば、

  • どんな基準で石を選んでいるか

  • どこまで品質を見ているか

  • 希少な石や個性的な石に出会えるか

  • お客様の希望に合わせて提案できるか

といった部分にも影響します。


つまり仕入れの違いは、お店の提案力やジュエリーの個性にもつながっているのです。

だからこそ、ジュエリーを選ぶときは「高いか安いか」だけでなく、

  • どんなお店なのか

  • どんな考え方で仕入れているのか

  • 自分の希望に合った提案をしてくれるか

という視点も大切になります。


ジュエリーは値段で良し悪しを判断せず、話して、納得したものを買う事をお勧めします。
ジュエリーは値段で良し悪しを判断せず、話して、納得したものを買う事をお勧めします。

実際に多いのは「まず相談してから考える」方です


ジュエリーは一度の買い物で決めるものではなく、比較したり、

話を聞いたりしながら考える方がほとんどです。


特に山形では、

  • 婚約指輪を検討している方

  • ダイヤモンドプロポーズを考えている方

  • 昔のジュエリーをリフォームしたい方

などが、まずは相談から来店されることが多くあります。


👉 ジュエリーリフォームを検討中の方は、

詳しくご紹介しております。


まとめ|宝石の価格を見るときは「仕入れの背景」も大切


宝石店に並んでいるジュエリーは、見た目だけでは分からないさまざまな背景を持っています。

価格には、

  • 宝石そのものの品質

  • 流通のルート

  • 製作の体制

  • ブランドや店舗運営コスト

などが含まれています。


そのため、価格が高いから必ず品質が高い、安いから品質が低い、とは単純には言えません。

大切なのは、その価格に自分が納得できるかどうかです。


値段と品質について一番の参考になるのは、店頭で直接、その店の方と話すことが良いかと思います。上記の内容に加え、どこが自社の強い点、あるいは弱い点かまできちんと説明できるところであれば、一定の信頼がおけるかと思います。


ジュエリーは一生に関わるものだからこそ、価格だけでなく、仕入れや提案の背景まで含めて、安心して相談できるお店を選ぶことをおすすめします。

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