2026年の金とプラチナ価格推移予想|宝石店の視点でわかりやすく解説
- 佐藤宏太

- 4 日前
- 読了時間: 3分
近年、金やプラチナの価格は大きな注目を集めています。
特に2024年以降、「金価格はどこまで上がるのか」「プラチナは今後どうなるのか」
といったご質問を目にする機会が増えました。
本記事では、宝石店の視点から、
2026年に向けた金・プラチナ価格の推移の見方と、
ジュエリーを検討する際に知っておきたい考え方を整理します。
※本記事は投資助言を目的としたものではなく、
ジュエリー購入・リフォーム検討時の参考情報としてご覧ください。
なぜ今、2026年の金・プラチナ価格が注目されているのか
金・プラチナ価格が注目されている背景には、複数の中長期的要因があります。
世界的なインフレと金融政策の変化
地政学リスクの長期化
各国の(特に中国)中央銀行による金の保有増加
自動車産業を中心としたプラチナ需要構造の変化
特に金については、各国中央銀行による継続的な買い増しが、
World Gold Council(WGC)の需給レポートでも指摘されています。
こうした要因は短期間で解消されにくく、
2026年頃までは市場に影響を与え続ける可能性が高いと見られています。
2026年に向けた金価格の見通し
金は「高値圏で推移しやすい資産」
金価格は現在、最高値を更新し続けるなど、
歴史的に見ても非常に高い水準で推移しています。
その背景として、以下の点が挙げられます。
不確実性が高まる局面での安全資産需要
金利や為替の変動リスク
各国の中央銀行の金需要の継続
World Gold Council(WGC)や、Reutersなどの市場分析では、
金価格が急落する可能性は長期的には低いとしつつ、
短期的には上下を繰り返す展開になるとの見方が示されています。
2026年に向けたプラチナ価格の見通し
プラチナは「需給の影響を受けやすい金属」
プラチナは金と比べると、価格形成の仕組みが異なります。
自動車向けの触媒に使用されるなど、工業用途の比率が高い
主産地(南アフリカなど)の供給制約
金価格と比べて割安感があるときに、投資の対象になりやすい
World Platinum Investment Council(WPIC)や
Johnson MattheyのPGM Market Reportでは、
プラチナの供給制約が続く一方で、需要は景気や産業動向の影響を受けやすい
と分析されています。
そのため2026年に向けては、緩やかな上昇を期待する見方と、
景気次第で価格が調整する可能性の両方が存在します。
2026年に向けて、ジュエリー検討時に大切な考え方
金やプラチナの価格は、専門家であっても正確に予測することはできません。
だからこそ、ジュエリーを扱う人間として、私共が大切だと考えるポイントがあります。
相場よりも「使う目的」「着ける期間」を重視する
高値・安値ではなく「後悔しない選択」を基準にする
不安な点は、購入前に必ず相談する
現在は価格高騰もあり、資産価値が大きく騒がれますが、
ジュエリーとして買うのであれば、
「それを本当に身に着けるのか」
「どのくらいの期間/頻度で着けるのか」
を、ぜひ念頭において検討して頂ければ幸いです。
特に、結婚指輪や記念のジュエリー。またジュエリーリフォームについては、
価格変動よりも満足度が長く続く選択が重要です。
まとめ|価格を知ることは、安心して選ぶため
2026年に向けて、
金は高値圏での推移が続く可能性
プラチナは需給次第で変動しやすい展開
が想定されています。
ただし、ジュエリー選びにおいて最も大切なのは、
価格差で利益を求めることではなく、理解した上で選ぶことです。
相場が気になる時こそ、宝石店で相談しながら、
自分に合った選択を考えることが、
結果的に満足度の高いジュエリーをお迎え頂くことにつながります。
【参考情報・出典】
World Gold Council(WGC)Gold Demand Trends
World Platinum Investment Council(WPIC)市場分析レポート
Johnson Matthey「PGM Market Report」
Reuters 貴金属・金融市場分析記事



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