【コラム】ジュエリーの修理とジュエリーリフォームについて、よくある質問と回答をご紹介します。

最終更新: 2023年2月11日

こんにちは(*^^*)

アトリエジェムカフェの佐藤宏太です。

本日は、「ジュエリーの修理とリフォーム」について、よく頂くご質問をご紹介させて頂ます。

よくある質問

  1. 【修理】ブランド品の修理はできますか

  2. 【修理】コンビリング(金とプラチナ、2種類の金属で作られた指輪)の修理はできますか

  3. 【リフォーム】どんな形に作れますか

  4. 【リフォーム】宝石が偽物かもしれないが、ジュエリーリフォームできますか

まずはジュエリーの修理から。

【ジュエリーの修理】

ジュエリーは修理することができます。例えば、指に入らなくなった指輪のサイズ変更、切れたネックレスチェーン再接着、折れたブローチの針を元に戻す、外れてしまった宝石を元に戻すなど・・・どんな状態でも、お客様のご希望に添ってお直しできるよう努めておりますので、お気軽にご相談下さい。

1.ブランド品の修理について

当店ではジュエリーの修理全般を行っておりますが、よくお問合せ頂くのが

「このジュエリー、ブランドで買ったものですがこちらで直せますか?」というご質問です。

結論から申し上げますと、基本直せます。

当店ではジュエリー全般、修理できる体制を整えております。

技術的にも素晴らしい職人さんや工房複数と提携しており、難易度の高い内容でもお客様のご希望に添える事ができるよう、努めております。

ただ、ご注意頂きたいのが、ブランドによっては非常に修理がしにくい金属を使っている場合があること。

例えば、見た目はゴールド(金)のジュエリーでも、実際はゴールドメッキで、中の金属は真ちゅうや亜鉛のような金属を使っている場合も、多々あります。

一般的にジュエリーは貴金属(金・プラチナ・銀)で作られております。これらは金属の特質から修理が行いやすいのですが、先程の真ちゅうや亜鉛は特に溶接が難しい場合がほとんどです。

そういった場合でも、私共の技術や工夫で、直せるように努めておりますが、場合によっては修理が難しい事もあります。とはいえ、何かしらの形で着けられるように、ご提案をさせて頂きます。

お客様が大切にされているジュエリー、お困りの事があれば何としてもお力になりたいと考えておりますので、まずはお気軽にご相談頂ければ幸いです。

2.指輪の修理について

次にお問合せが多いのが「指輪の修理」について。

指輪、特に結婚指輪のサイズ直しはご依頼が多く、月に5~6本ほどサイズ修理させて頂きます。

金やプラチナ、あるいは金とプラチナ両方を使ったコンビリングは、基本的に修理可能です。サイズを伸ばしたり、縮めたり、ご希望に応じて対応しております。

サイズも、現状からプラスマイナス10号くらいまでなら大丈夫です。宝石の有無や形状によってはややいびつな形になってしまう可能性があるので、そういったリスクがありそうなときは、予めお客様にご相談をした上で、作業を行います。

後述しますが、着けられなくなった指輪は、サイズを変えるのではなく一度溶かしてしまって、新たにジュエリーにお仕立てする事もできます(ジュエリーリフォーム)。一度溶かしてしまうので形にも制約がなく、指輪、ペンダントトップ、ピアスなど様々なジュエリーに作り替えが可能です。

ジュエリーの修理について、詳しくはこちらのページからご覧下さい。

【ジュエリーのリフォーム】

ジュエリーに使われている宝石や金属の部分は、再利用することができます。再利用して新たなデザインのジュエリーに作り替える事をジュエリーリフォームと言います。

再利用する場合は、当店ではまず宝石の部分を一つ一つ、傷がつかないように手作業で外していきます。金属の部分はバーナーで一度溶かし、金属の塊に戻してから、金槌で叩いて形状を整え、デザインに合わせて整形していきます。

作るデザインによって、ジュエリーリフォーム前と比べて金属(地金)の量が増減しますので、足りない場合は地金を足し、余る場合は余った分をご返却いたします。

複数のジュエリーを一つにまとめて、お仕立てする事もできます。お見積り、デザイン相談は無料で行っておりますので、お気軽にご相談下さい。

3.ジュエリーリフォームで作れるデザインについて

ジュエリーリフォームに関して、良く頂くご質問が「どんな形につくれますか?」という内容です。

こちらも、結論から申し上げると「どんな形でも作る事ができます」。

例えば、使っていない指輪をジュエリーリフォームしたい・・・となれば、新たに指輪でも、ペンダントトップでも、ピアスでもイヤリングだって、作れます。

ジュエリーリフォームの工程としては、ご持参頂いたジュエリーを拝見しながらデザイン、ご予算についてお話をさせて頂き、ご了承を頂いてから宝石を取り外し、金属部分を溶かします。

私共では、基本的に金属も再利用します。お預かりしたジュエリーをバーナーで溶かし、改めて手作業でジュエリーの形に整えていきます。

デザインについては、お持ち込み頂いた宝石の色や形、ジュエリーに使われている金属の量、着けるお客様の雰囲気などから御提案をさせて頂きますが、もしお客様がご希望の形、イメージがあれば、そのデザインでお仕立てができます。

作り替え(ジュエリーリフォーム)をするかはわからないが、もしするとしたらどんなデザインにできるか。費用はどれくらいか・・・といったご相談やお見積りだけでも結構です。タイミングもありますから、まずはどんなものか話をする、というのも、とても大事だと私は思っております。

4.宝石ではない(偽物かもしれない)アクセサリーのジュエリーリフォームについて

また、「宝石ではない(偽物かもしれない)アクセサリーだけど、作り替えできますか」というご質問も頂きます。

こちらも、問題なく、作り替え(ジュエリーリフォーム)致します。

一番大切なのは、ジュエリーに宿る想い(心)だと思っております。大切な方から引き継いだものであったり、記念のタイミングで購入したものだったり。ジュエリーには様々な想いが宿っており、その想いを大切に引き継いでいくのが私達の役割だと考えております。

ジュエリーの真贋も大事ですが、そこばかりこだわるのではなく、ジュエリーを大切に使っていきたいというお客様のご希望に沿えるよう、努めておりますので、何も気兼ねなく、ご希望をお申し付け下さい。

ジュエリーリフォームについて、詳しくはこちらのページからご覧下さい。