【金属アレルギーの方へ】アレルギーを起こしにくい金属・ジュエリー

最終更新: 2022年4月25日

こんにちは(*^^*)アトリエジェムカフェの佐藤宏太です。

本日は【アレルギーを起こしにくい金属・ジュエリー】についてご紹介致します。

アレルギー、辛いですよね💦私もジュエリーを扱っている中で金属アレルギーがでてしまい、お気に入りの18金の指輪が着けられなくなってしまいました・・・(´;ω;`)

さて、結論から申し上げますと、アレルギー反応がほとんど起こらないジュエリー用金属は2種類あります。

それは【純プラチナ(Pt1000)】と【純金(K24)】です。

そもそも、なぜ金属アレルギー反応が起こるのか?

それは、「汗で金属が溶けるから」です。ジュエリー用の金属は、大きく分けて「銀・金・プラチナ」の3種類です。これらを汗と反応しやすい(イオン化しやすい)順にならべると、1.銀→2.プラチナ→3.金となります。銀は一番汗と反応しやすい性質なので、着用しているうちにアレルギー反応が出てしまう方も多いようです。

ではプラチナと金はどうでしょうか。

まず、よく誤解されがちなのですが、ジュエリーに使用している「金」や「プラチナ」は、100%純粋ではなく、他の金属を混ぜて使っています。何故かというと、純粋な金やプラチナのままでは柔らかすぎて加工しにくい為、他の金属を混ぜて硬くすることで、加工しやすく、かつ日常で着用していても変形しにくようにしているためです。

一般的なジュエリーで使われているのは、金であれば18金(K18)や10金(K10)といった素材。18金であれば、含まれている金属のうち「75%」が金、「25%」は銀や銅が入っています。10金であれば、おおよそ40%しか金は含まれておらず、60%が銀や銅です。

(出典:ジュエリーコーディネーター検定3級テキスト,p126より)

プラチナの場合、Pt850やPt900が一般的ですが、Pt900であれば「90%」がプラチナ、「10%」は「パラジウム」という金属が混ざっています。

ここでアレルギーの話にもどりますが、先述の通り「プラチナ」や「金」は汗と反応しなくても、プラチナや金に混ざった「銀・銅・パラジウム」が汗と反応し、金属アレルギーを引き起こしてしまうのです。

銀や銅が多く含まれている分、汗と反応する金属が増えるので、10金は比較的アレルギーが出やすい金属ともいえます。もし金属アレルギーで困っている場合は、お手持ちのジュエリーの素材が「何でできているか」を確認してみましょう。

確認する方法ですが、指輪の場合は指輪内側に、ネックレスの場合は金具を留めるプレートの部分に、金属の種類を示す刻印が入っております。

「Pt900」や「Pt850」と入っていれば、素材はプラチナです。「K18」や「K10」と入っていれば、素材は金です。(K14GPなど、GPという表記の場合は、金張りといって表面だけ金で中身は違う金属です)

もし刻印が無い場合、もしくは見つからない場合は、お近くの宝石店に持ち込めば、調べて下さるかと存じます。

では、金属アレルギーを起こさずジュエリーを楽しむにはどうしたらよいのか?「純粋なプラチナ(Pt1000)や純粋な金(K24)のジュエリーであれば、アレルギーに悩む可能性が大きく減ります。

先程、純粋なプラチナや金は、柔らかすぎて加工に向いてないとお話しましたが、だからと言ってジュエリーが作れないわけではありません。ジュエリーにするとへこんだり傷つきやすいというデメリットはありますが、普段使いできるジュエリーとして製作することができます。

また、プラチナであれば、パラジウムの代わりにルテニウムという金属を混ぜて、硬さを保持しつつ

アレルギーを起こしにくい状態で製作も可能です。

金属アレルギーでお困りの方は、純プラチナ(Pt1000)や純金(K24)のジュエリーであれば、きっとアレルギーに悩まず、ジュエリーを楽しめるかと思います。

最後になりますが、当店ではジュエリーリフォームやオーダーメイドジュエリーの製作の際に、純プラチナ(Pt1000)や純金(K24)でのお仕立てもお引き受けしています。

お手持ちのジュエリーで、アレルギーの為に着けられなくなった宝石を、また着けられるようにリフォームすることもできますし、アレルギーのせいで結婚指輪や婚約指輪が着けられない、という方のお力にもなれるかと思います。

ご相談、お見積りは無料ですので、お気軽にお問い合わせください。

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