【コラム】黒ずんだシルバージュエリーの色を戻す方法をご紹介します。

最終更新: 2023年2月11日

こんにちは(*^^*)

アトリエジェムカフェの佐藤宏太です。

本日は、黒ずんでしまったシルバージュエリーの色を戻す方法をお伝え致します。

お問合せ頂く事が多い、シルバージュエリーの色戻しですが、実はご自宅にあるものを使って簡単に綺麗にすることができます。

※なおゴールドジュエリーの変色は、シルバージュエリーとは原因が異なりますので、この方法では綺麗になりません。ゴールドジュエリーの変色を戻したい場合は当店の新品仕上げサービスをご利用下さい。

【用意するもの】

1.プラスチック製の耐熱性容器

2.アルミホイル

3.重曹

4.熱湯

※宝石が付いている場合は、変色や破損の恐れがありますので、今回ご紹介する方法が使えない場合がございます。作業は自己責任にてお願い致します。心配な場合は店頭にご持参ください。

【手順】

1.耐熱性の容器の底にアルミホイルを敷きます。

2.アルミホイルの上に、変色したシルバージュエリーを載せます。

3.シルバージュエリーの上に、重曹を振りかけます。気持ち多めの方が良いです。

4.容器の中に熱湯を注ぎ、3分ほど放置します。

以上です。簡単ですね(*^^*)

実際の工程を写真付きで見ていきましょう。

1.黒ずんでしまったシルバージュエリー

ネックレスは留め具~ネックレスの中間部分までがほぼ真っ黒になっている状態です。

2.容器の底にアルミホイルを敷き、変色したシルバージュエリーを載せ、重曹を振りかけます。

3.沸騰した熱湯をかけます。

お湯をかけた直後ですが、既に色が変わっているのがわかります。

重曹が全て溶けていても色落ちが悪いように感じたら、重曹を足しましょう。

2~3分ほど、このまま放置します。

4.水気を切って終了です

重曹とアルミホイルだけで、シルバージュエリーの黒ずみがここまで落ちます。

当店で作業するときは、この後に専用の磨き布を使って磨きますが、それを使わなくてもかなり綺麗になります。

ちなみに、上記の作業が終わった後、ジュエリーがぬるぬるするように感じる場合は、水やぬるま湯ですすぐと取れますよ。すすいだ後は水気をぬぐえば、そのまますぐに着用可能です。

銀の黒ずみが落ちる理由は科学反応によるものです。銀の黒ずみは酸化銀と呼ばれる状態ですが、重曹とアルミホイルとの反応により水素が生じ、水素が酸化銀を還元させ、結果黒ずみが無くなります。

当店でご購入頂いた作品でしたら、無料で作業致しますので、ご持参頂ければ幸いです。ご来店の際にお申し付けください。

他店様で購入された作品の場合は有料ですが承ります。ご自身での作業に不安がある場合はどうぞお気軽にお申し付けください。

ジュエリーの状態や形状によっては、完全に黒ずみが落ちない場合があります。完璧に綺麗にしたい、という場合は、当店の「新品仕上げ」をご利用下さい。新品仕上げでは、職人が手作業で専用の研磨器具を使用し、丁寧にジュエリーを磨き上げます。